TRAKTOR KONTROL X1 開発者インタビュー vol.2
Daniel Klose
DJ Product Management Associate
NIで働くようになる前、Daniel Kloseはオーストラリアのブリズベンのクイーンズランド工科大学にて、インターナショナル・ビジネスとITマネジメントで修士号を取得しました。オーストラリアでの2年間の滞在で、彼は他の文化に対する明敏な洞察力を会得し、X1のようなプロジェクトに参画することで、彼はこれらのスキルを毎日のように生かしています。この他にも、彼はデジタルDJで長年にわたる経験を積んでおり、現在はその製造に携わっています。
■「弊社の多くのアーティストは、縦のコントローラを希望していました」 - Daniel Klose
─現在、多くのMIDIコントローラが存在していますが、X1が他のMIDIコントローラと違うところ、優れている点を教えてください。
最も魅力的な機能は、やはりTRAKTORへのプラグ&プレイの統合でしょう。これにより、面倒なアサインは必要ありません。接続するだけで操作可能です。特許を受けているNative InstrumentsのNHL(Native Hardware Layer)プロトコルで、標準的なMIDIプロトコルと比べると、4倍も高い解像度で、ノブごとに500のステップです。クオリティの高いボタン、ノブ、プッシュ・エンコーダにより、X1は現在市販されているもの中で、最も洗練されたDJコントローラの1つとなっています。TRAKTOR上での画面上の機能の大半がX1コントローラ上に見つかります。
例えば、ループ項目、トラック同士のBPMやビートのずれなどを直接コントローラから調整できます。もちろん、X1はMIDIシグナルを他のDJパフォーマンス・ソフトウェアと送受信することが可能です。他のコントローラとは異なり、X1はナイトクラブのDJにぴったりです。そのレイアウトとバッグを使うと、標準的な高さ合わせることができますので、ミキサーとターンテーブルに完璧にフィットします。
─X1はコンパクトなコントローラに分類されると思いますが、この外観を取り入れたのはなぜですか。
縦のコントローラにしたのは、コントローラの仕様についてアーティストへのインタービューでそうした指摘があったからです。弊社の多くのアーティストは、縦のコントローラを希望していました。縦のフォルムであれば、基本的にどんなDJブースでも、ミキサーとターンテーブルの間にコントローラを置くことができるからです。
─ノブの解像度はどの程度なのでしょうか。
500のステップの特許を受けているNative InstrumentsのNHL(Native Hardware Layer)プロトコルで、標準的なMIDIプロトコルと比べると、4倍も高い解像度です。クオリティの高いボタン、ノブ、プッシュ・エンコーダにより、X1は現在市販されているもの中で、最も洗練されたDJコントローラの1つとなっています。
─パッドの質感、耐久性に関しては、多くのテストを重ねたのですか。
はい。既存のコントローラで多くのテストを行い、ボタンとノブの感覚やタッチを比較しました。その後、気に入ったノブとボタンの共通の特性を見つけ出し、弊社独自のノブとボタンを作ることになりました。この方法により、弊社は、クオリティの高いゴム製ボタン、さらに精度の高いクリック、そして完璧な回転のノブを付けることができました。
─クラブなどで使用する場合、X1を持ち運ぶ機会が多いと思いますが、耐久性はどうですか。
X1は本当に頑丈なデバイスで、プロのDJによる日常的な使用に耐えうるような構造になっています。さらに、X1のアクセサリーとして保護バッグをご提供しています。このバッグは衝撃への抵抗力を改善するだけでなく、スタンドとしても利用でき、ターンテーブルとミキサーの標準的な高さまで引き上げることができます。