TRAKTOR PROの豊富な機能:
前項までは、セッティングやTrackの管理など、TRAKTOR PROを使用するための基礎となる部分について説明してきましたが、いよいよTRAKTOR PROの豊富な機能について紹介していきたいと思います。ここから先を読まれると、前項で説明してきた内容がとても大切な要素であったということがお分かりいただけると思います。何事も基本が大切です。それでは、TRAKTOR PROのおいしい部分をご堪能ください。
Deck:
まずは、Trackの再生やループなどを行うTRAKTOR PROの核であるDeckについて説明します。TRAKTOR PROには4台のDeckが搭載されており、最大で4台のDeckを同時に使用することができます。4台のDeckを使用することで多彩なMixなどが行え、DJスタイルの幅も広がります。
▶ Deck(クリックして拡大)
DeckへのTrackのロードには、3つの方法があります。お好みの方法でTrackのロードを行って下さい。
- ブラウザリストからロードするTrackを選択し、このTrack上で右クリックし表示されたプルダウンメニューからLoad Track in Deck A〜DにてロードするDeckを選択する方法
- ブラウザリストからロードするTrackを選択し、ロードするDeckへドラッグ&ドロップする方法
- ブラウザリストからロードするTrackを選択し、キーボードショートカットのctrl+Left、RightにてDeck A、Bにロードする方法
また、TRAKTOR PROには、デッキデュプリケイトという画期的な機能が搭載されています。これは、例えばDeck Aで再生しているTrackをDeck Bへコピーする機能で、単にTrackをコピーするだけではなく、同じ再生位置にてロードされ、Cueポイントやループポイントまでをも同じ状態でロードします。デッキデュプリケイトとのちに説明するBeat Jump機能を併用することで、HipHopなどのDJが行うビートジャグリングや、Techno、HouseなどのDJが行う同じTrackを使用し一方のTrackを多少ずらすことでフェイズ効果を得るなどのプレイが簡単に行えます。こちらの機能に関しましては、後ほどのBeat Jumpの項でデモムービーをご覧いただけます。
デッキデュプリケイトの方法は、コピー元のDeckのTrack Info(Deck全画像②)をコピーするDeckへドラッグ&ドロップするだけです。また、キーボードショートカットとMIDIコントローラーへのアサインも可能です。ロードされたTrackは、Track Cover Icon(Deck全画像①)にてカバーアートが表示され、Track Info(Deck全画像②)にて、タイトルやアーティスト、タイムやBPMなどが表示されます。Track Infoは、Preferences > Deck Details > Deck Headingにて、カスタマイズ可能です。
また、Waveform(Deck全画像④)では、Trackの現在位置を表示し、Waveform内右部の+、=、−をクリックすることで表示の拡大、縮小が行えます。Stripe(Deck全画像⑥)では、Trackの全体波形を表示します。このStripeの任意の場所をクリックすると、クリックしたポイントへ再生位置が移動します。また、次項で説明するGridの設定により、Stripeのどの位置をクリックしても違和感なくTrackは再生されます。こちらの機能に関しては、Gridの項でデモムービーをご覧いただけます。

