前回に引き続き、さらに無料の楽譜サイトをご紹介したいと思います。今回はプロジェクト・グーテンベルクという名前のサイトで、英語やドイツ語の書籍のテキストデータが無料でダウンロードできます。ここでは古典文学のゲーテやシラーの作品を無料で閲覧できる他、ベートーベンやブラームスなどの楽譜も無償で得ることができます。さらに良いことに、ここではFinaleのデータの楽譜も入手できます。かなりお得ですね。
よく私は、以下のようなくだらない遊びをしています。おそらく「こんなことは100年も前に知ってるよ!」と、皆さんから怒られてしまうかも知れませんが。。。
例えば、このサイトからブラームスの「弦楽四重奏第一番」をダウンロードしてみましょう。左側のSearchの空欄に「Brahms」と打ち込めば、検索結果が出てきます。残念ながら、楽譜の件数はさほど多くないのですが、先ほども申し上げました通り、単なるPDFの楽譜ではなく、Finaleの楽譜があり、楽譜の一部を抜き出して使いたい、再生して聞いてみたいという方には便利なのではないでしょうか。
これをFinaleに読み込み、KONTAKTで演奏させてみましょう。普通に弦楽曲として演奏させるのもいいのですが、これをピアノ曲として演奏させてみると新たな発見があります。ブラームスのこの曲はやはり弦楽四重奏でないとよくないと仰られる方も多いかと思いますが、ピアノで弾いてみてもなかなかいいものだと思います。ブラームスの曲のダイナミズムを再発見させるのではないでしょうか。
ところで、ピアニストのグレン・グールドは以前、バッハの曲は楽器に左右されないと言っておりました。バッハの楽曲は、どんな楽器に変えても、良い曲になってしまうという普遍性があります。こうした意味で、バッハの平均律やパルティータのピアノ曲が、弦楽器などでよく演奏されています。
これに対し、リストなどの曲は、曲と楽器に縛りがあるとグールドは指摘しました。リストなどのピアノ曲はピアノでしか弾く意味がないというのです。ブラームスはシューマンなどのロマン派を経過して、バッハの影響を深く受けており、曲の構成を重視する一面もあり、シューマンに代表されるロマン的な情熱とバッハ的な冷静沈着な構成のバランスが非常にある作曲家であると言われます。
こんな遊びからこうしたことを再認識できる(?)のではないかと思います。
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