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KONTAKTが気になっている件~その16

KONTAKTが気になっている件〜その16最近とみに引っ張る傾向が強くなっているこの連載ですが、実際に使っていくと気付いたりわかったりすることが多いので、それを少しでも多く取り上げたくなるワタクシ。ユーザーのみなさんに役立つような情報をお伝えできるよう心がけていますので、お付き合いいただけると嬉しいです(^^)さてさて、今回はレイヤーサウンドのバリエーションを紹介したいと思います。サウンドを組み合わせる利点はどこにあるのでしょうか?

■ ピアノとストリングスのレイヤーサウンド

ピアノとストリングスは別トラックで扱われることも多いのですが、同じMIDIチャンネルでレイヤーさせるとこんな表現もできちゃいますよーという実例です。まずはデモサウンドをお聴きください。

ピアノとストリングス


ピアノはGrand Pianoを、ストリングスはString Ensembleを使用しています。前回聴いていただいたトロンボーンとトランペットのレイヤーサウンドは、同じフレーズを異なるインストゥルメントで演奏させたので、よりサウンドに厚みが増していましたよね。でもこのピアノとストリングスは微妙に雰囲気が違っています。フレーズは同じですが、ストリングスの音の立ち上がりが遅くて余韻が大きく残っています。これは一体どうしてでしょうか?

これはプロダクトスペシャリストから教わったテクニックなのですが、ストリングスのアーティキュレーションを調整するとこの表現ができちゃうんです。アーティキュレーションとは、ざっくり説明すると音に表情をつけること。音を切りたいとか、伸ばしたいとか、メリハリをつけたいとか、そういう表情付けのことを言います。

アーテキュレーションString Ensembleでアーティキュレーションを調整するには、画像のようにInstrumentsタブの中にあるARTICULATIONのツマミをいじります。「音が伸びてくとジワっと出てきてホワ~ンと消えていく」のようなニュアンスを出すには、AttrackとReleaseのツマミを時計回りにいじって調節します。試しにAttrackとReleaseのツマミをOFFにしてみるとまたニュアンスが変わるので、色々実験してみてください。

■ ギターとベースのレイヤーサウンド

続いて、ギターとベースのレイヤーサウンドです。早速デモサウンドからどうぞ。

ギターとベース


ギターはElektrik Guitarを、ベースはPop Bassを使用しています。デモサウンドのように、ギターとベースのユニゾンのリフなんかに良い感じですね。僕もバンドでこういうのをやったことがあります。インストゥルメントが異なると、サウンドの厚みだけじゃなく、聴こえ方も変わってくるからおもしろいです。ちなみに、バックで流れているドラムはオマケです。

■ アーバンビートとシンセのアルペジエイターのレイヤーサウンド


最後は「これがKONTAKTなの!?」というレイヤーサウンドを聴いていただきましょう。

アーバンビートとシンセのアルペジエイター


アーバンビートは084 – Warfareを、シンセのアルペジエイターはCircular Chord Grooverを使用しています。僕の中でKONTAKTは生系のソフトサンプラーだという認識だったので、KONTAKTらしくないサウンドがKONTAKTの中にあって、しかも表現できちゃうことにびっくりしました。このレイヤーサウンドだけを聴いたらもはやシンセですよね。この辺もまた取り上げてみたいトピックです(^^)

この場合のポイントですが、アルペジエイターの方のTuneを1oct(1オクターブ)下げています。理由は……その方がしっくりきてかっこよかったからです(^^;)

1オクターブ下げる


■ 曲中でのレイヤーサウンド


ではでは、最後に前回のトロンボーンとトランペットのレイヤーサウンドを曲中で使用したデモサウンドを聴いていただいて、レイヤーサウンドの締めくくりとします。

曲中でのレイヤーサウンド


みなさんも、いろんなインストゥルメントを重ねてKONTAKTを楽しんでみてください。次回は今回ちらっと登場したストリングス編に進んでいきます!


KONTAKTが気になっている件、連載中!


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