曲作りも中盤に突入し、色んなテクニックが出てきましたね。ベース編で解説したデュレーションがブラスでも活用できるなど、その楽器だけに特有のものではなく、楽器が変わっても使えるのはMIDIの勉強にもなるのでとてもいいこと。さて、そのブラスですが、前回引っ張るような形で終わってしまいましたので、今回はそこから始めてみたいと思います。ブラスのレイヤーで便利なのは、楽器の配置も考えられているというお話です。
■ レイヤーサウンドで手軽に楽器配置
みなさんはオーケストラの演奏をホールやテレビなどで見て聴いた経験があるでしょうか。僕は高校生の頃、少しだけ吹奏楽をかじっていたことがあるので、その縁でオーケストラの演奏を実際に聴いたことがあります。
オーケストラの楽器配置を見てみると、指揮者を中心に左手前からバイオリン、ビオラ、チェロ、そしてその後ろにコントラバスなど、一般的な形があります。今回は曲の中でトロンボーンとトランペットを使っているのでその配置を見てみると、指揮者から見て右手奥にトロンボーン、中心から左手奥に向かってトランペットが配置されます。
ここでプロダクトスペシャリストの言葉を思い返してください。
「ブラスのレイヤーで便利なのは、楽器の配置も考えられてるってこと」
ハコでライブをやるときも、DAWで曲作りをするときも、音の定位をどこにするかというポイントがあります。音の定位、つまりPANと呼ばれるものですね。ボーカルはセンターに、ギターは右に、ベースは気持ち左のように、楽器の配置を振って(PANを振って)あげることで楽器ごとの音がぶつからず、気持ちよく聴くことができます。
KONTAKT 4では、この音の定位が自動的に振られる便利なポイントがあります。もう一度トロンボーンとトランペットのサウンドを聴いてみてください。
トロンボーンとトランペット
トロンボーンは右側に、トランペットは中央から左に振られているのがわかるでしょうか。自分でPANを振らなくてもKONTAKT側で処理してくれるのは、とても便利で使える機能ですね(^^)
■ ブラスの表現力をアップさせる方法
まずはプロダクトスペシャリストの言葉から復習です。
「MIDIでブラスを打ち込むときのポイントは、ベロシティとデュレーションによる表現。そして、KONTAKT 4で打ち込むならキースイッチだね」
キースイッチに関しては前回勉強したポイントです。今回はデュレーション、つまり音の長さに焦点を当てて、ブラスサウンドの表現力を磨いていきましょう。言葉で説明するよりも、サウンドと画像で体感してもらうのがいいかと思うので、僕がプロダクトスペシャリストに教わりながら作ったデータをチェックしてみてください。
まずはデュレーションとキースイッチの設定をしていないMIDIデータとサウンドからチェックしてみましょう。

デュレーションとキースイッチなしのサンプル
次はデュレーションを設定したMIDIデータとサウンドです。キースイッチの設定はしていません。

デュレーションあり(キースイッチなし)のサンプル
ポイントになるのは、デュレーションを切ってタンギングのニュアンスを作るとき、デュレーションの長さを細かく設定することでニュアンスも変わるというところです。タンギングとは、管楽器を演奏する際の基本的なテクニックのこと。音の区切りや立ち上がりをはっきりさせる奏法です。
それでは最後に、デュレーションとキースイッチを併用したサウンドをチェックしてください。
デュレーションとキースイッチありのサンプル
個人的にはこれでも好みですが、もっと色々試してみて、デュレーションとキースイッチの関係性を勉強してみたいところです。
「あのさ、レイヤーサウンドにはこんなパターンもあるんだけれども」
おっと、気になりますが今日はこの辺で・・・(^^;)

WP Cumulus Flash tag cloud by Roy Tanck requires Flash Player 9 or better.
音楽業界を牽引し、新たな価値観を生み出し続けているアーティスト。様々なジャンルのアーティストが制作にプレイにNI製品を導入したら、音楽はどんな形で表現されるのでしょうか。プロの視点から語られるNI製品の活用法やアイディアを、あなたの制作環境にも取り入れるヒントがここにあります。
詳細はこちら >>
一見複雑で難しく思えてしまうNI製品のインストール。しかし、もう迷うことはありません。NI製品のインストールの手順をわかりやすく丁寧に解説したページで、はじめの一歩をスムーズに踏み出してください!
詳細はこちら >>
TRAKTOR 2 シリーズを基本から徹底的に解説した特別ページ。初心者の方でも、必ずTRAKTOR 2 シリーズががわかるようになります!!
詳細はこちら >>
KOMPLETE 8 / KOMPLETE 8 ULTIMATEには膨大な数のソフトウェアが搭載されています。「逆に多すぎてわからない!」とお困りの方に、KOMPLETEの中を細かくご紹介。さぁ、謎解きを始めましょう!
詳細はこちら >>
NI最強コレクションの「KOMPLETE 7」を使って曲作り! 豊富なデモサウンドでKOMPLETE 7の世界を体感していただきながら、曲作りのポイントをお伝えします!
詳細はこちら >>
「REAKTORってなんですか?」と思っている方は、ぜひこちらの連載記事をお読みください。小難しそうに見えるREAKTOR 5も、使い方によってはそんな印象も吹き飛んじゃうはずです!
詳細はこちら >>
実は様々な機能を詰め込んだハイブリッド・マルチエフェクターであるGuitar Rig 4を、入門からエキスパートまで徹底的にリポートしていきます!!
詳細はこちら >>
ソフトサンプラーにビビっているディリゲントのWeb Masterが、席が隣りのプロダクト・スペシャリストの力を借りながらKONTAKTマスターを目指す連載。初心者のみなさん、一緒に頑張りましょう!
詳細はこちら >>
1.5アップデートでさらなる進化を遂げたMASCHINE。その全貌を明らかにするべく、DJとしても精力的に活動をしているMASAさんの連載が始まりました。全てのMASCHINEユーザー必見です!!
詳細はこちら >>