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ライブパフォーマンスの可能性を広げよう

ライブで活用するGuitar Rig 4にはライブで使用して初めてその本領を発揮する機能が多数搭載されています。Guitar Rig 4を極めるなら楽曲制作時のみではなく是非スタジオや、もちろんライブでも使用していただきたいですね。ディストーションとクリーンでは別のアンプを使用したい、ソロに入る時フットスイッチ1つでディストーションとディレイとフェイザーをOnにして同時にコンプとリバーブをOffにしたい、と考えたことはありませんか?

【ソフトウェアならではのライブセット】

例えば冒頭の2台のアンプを切り替える、これは実際のギターアンプでもそこまで難しくはないですよね。アンプを2台購入するという価格の問題以外では。ところが、後者の「ソロに入る時フットスイッチ1つでゲイン・ブースターとディレイとフェイザーをOnにして同時にコンプとリバーブをOffに…」となると、複雑なシステムを組む必要が出てきますよね。

足下にもスイッチャーやエフェクトがズラッと勢揃いで、いかにもロックスターと言わんばかりでカッコ良いですが、これがホールやスタジアム級のライブならともかくキャパ250前後の一般的なライブハウスなら足の踏み場もない。例えばGuitar Rig KONTROLなら、性能をフルに使い尽くす程の数のコンポーネント(Guitar Rig 4ではアンプやエフェクトなどをコンポーネントと呼びます)を使用してプリセットを作成したとしても、足下にはRIG KONTROLのみでスッキリとまとめることができます。

RIG KONTROLはオーディオ・インターフェイスとコントローラを一体にした製品なので、ライブにはギターとGuitar Rig 4をインストールしたコンピュータとRIG KONTROL、後は数本のシールドがあれば某有名ギターヒーローのツアートレーラー以上の機材を1人で、しかも徒歩ですら搬送可能なのですよ! 機材車の中もスッキリ。セッティングもアッサリ。

【ライブにおけるRIG KONTROL】

Guitar Rig 4についての問い合わせの中で、「ライブでGuitar Rig 4を使用する場合RIG KONTROLからどこにどのように接続すればよいのか?」という内容があります。「自宅での作曲や練習時にはモニタースピーカーやヘッドフォンに繋げばよいのはわかる。ではスタジオやライブではどうすればよいのだろうか? アンプに直?」というものです。

確かに何が正解というコトもないので最終的に気に入った音が出ているならミキサー送りだろうがアンプに直だろうがフィーリング次第でよいと思いますし、スタジオでは多少音質を犠牲にしてもアンプにモノラル直の方がバンド全体では良い結果が出る場合が多いと思います。

参考までにライブでのオススメのセッティングを載せておきます。

ライブでのオススメセッティングRIG KONTROLのL/RそれぞれのアウトプットをD.I(ダイレクトボックス)にそれぞれ入力し、一方からのパラレルアウト(インプットスルーアウト)でスプリットした信号をステージ内のギターアンプに入力します。

このセットでは観客側にはRIG KONTROLからの純粋なサウンドがわたされ、ステージ内では自分用の簡易モニタリングが可能になります。

ライブハウスのミキサーやスピーカーなどの機材によっては、RIG KONTROLからヘッドフォンで聴いた時と実際の出音のイメージが掛け離れている場合があります。リハーサルでは一度は客席側に降りて実際の出音を確認するようにしましょう。

【自由自在にサウンドを操る】

Guitar Rig 4は初期状態で非常に多くのプリセットがプリインストールされています。このプリセットには非常に優れたサウンドばかり用意されているので、プリセットを元に少し手を加えるだけで充分オリジナリティ溢れる魅力的なサウンドを素早く作成することが可能です。もちろん、多種多様なコンポーネントを使用して自分だけのサウンドを作成し、ペダルから簡単に呼び出すこともできます。

RIG KONTROLには9つのフットスイッチ、1つのペダル、さらにエクスターナル・ペダルを2系統追加可能で、それぞれを使用するプリセットの呼び出し方も使い易いように何通りかの方法が用意されています。

RIG KONTROLデフォルトでは5/PREVと6/NEXTが現在選択されているバンク内のプリセットを順送り逆送りで選択できるように設定されています。

この1から8のフットスイッチにそれぞれ特定のプリセットを割り当てて直接呼び出すということも可能です。

それぞれの割り当て方は併用が可能なので、5.6番スイッチは通常通りバンク内での順送り逆送りに設定し、1.2番ではプリセットの直接指定、3.4.7.8番でエフェクトのOn/Offというような設定も可能です。

【こだわりのサウンドを組み上げる:エフェクト作り込み派】

ギタリストがサウンドを構築する上で、大きく分けてアンプでの音作りを優先するタイプと、エフェクトでの音作りを優先するタイプとに分かれるかと思います。

エフェクト派の人にオススメしたいちょっとしたテクニックに、冒頭に出てきた「ソロに入る時フットスイッチ1つでディストーションとディレイとフェイザーをOnにして同時にコンプとリバーブをOffに…」という操作が可能になる機能があります。

Guitar Rig 4では1つのコントローラスイッチに対して最大8つの機能を同時に割り当てられるようになりました。この機能を駆使することでサウンドのバラエティが飛躍的に向上します。Guitar Rig 4画面内にバーチャルRigKontrolを表示し、ペダル部右上の上向きの三角印をクリックして詳細を表示します。

バーチャルRigKontrol

バーチャルRigKontrol1-4と5-8の2ページ構成で設定します。ひとつのスイッチに対してOnしたいもの、または同じ操作でOffにしたいものを同じスイッチに割り当てます。1-4と5-8の2ページでどのコンポーネントのどの機能が割り当てられているか確認できます。

バーチャルRigKontrol3この時、赤枠部分に注目してください。

左右にそれぞれ内側に向かい合うようにツメのようなものが見えると思います。これはペダルやツマミなどの可変幅を設定できる機能なのですが、フットスイッチの場合はこれを左右入れ替えることでOnとOffの動作を逆にすることができます。この機能を使用することで一度に8項目までのOn/Offを完全に制御できるようになる訳ですね。

【こだわりのサウンドを組み上げる:アンプ作り込み派】

エフェクト派で触れたようにGuitar Rig 4ではひとつの操作項目で最大8つの操作を行うことができます。また、それぞれの可変幅を自由に設定できるので、この特性を上手く使うとアンプのツマミの設定をスイッチ1つで切り替えて使用することができるのです。

RigKontrol4画像ではRK Switch 1にUltrasonicのツマミを7つ割り当ててそれぞれを設定しています。

RigKontrol5この設定ではRK Switch 1がOffの状態ではクリーン・サウンドになっていますが、RK Switch 1をOnにするとOVERDRIVEスイッチが入り、MIDDLEとBASSが上がり潰れない程度にGAINが下がります。同時にMATCHED CABINETのマイクがダイナミック寄りに、AIRを少なめに変更されています。

また、この可変幅はペダルに対しても同様に設定可能なので、ワウペダルの美味しい所だけを使用するというような設定はもちろん、ワウのOnと同時にファズもOnにするといったような実機では改造しなければ不可能なことですらマウスで数秒というスマートさ!


【Guitar Rig 4最速のアンプ切り換え:SPLIT MIX】

例えばライブでGuitar Rig 4を使用する場合、プリセットがひとつでエフェクトのOn/Offだけならプリセットの切り換えは必要ないのでライブ1本丸々ひとつのプリセットでまかなえる。従来のアンプもエフェクトも実機の場合と同じですね。

実機の場合は購入価格以外の面でも設置場所の問題があるので、仮に5台のアンプを所有しているギタリストでもライブハウスに5台持ち込んで曲ごとに使い分けるというのは現実的ではないですよね。Guitar Rig 4ではもちろん曲ごとにアンプを切り替えることは簡単ですし、それどころか1曲の中でまったく別のシステムに切り替えることも可能になります。

このプリセットをペダルで切り替える方法についてはすでに説明しましたが、ジャンルによっては切り換えの速度を求められる場合があると思います。例えばクリーンとディストーションが目まぐるしく切り換わるような曲の場合、プリセットを切り換えると使用されているコンポーネントを読み込む分だけどうしてもタイムラグが発生してしまう。

こういう時にGuitar Rig 4で最も速くアンプを切り替える方法があります。Guitar Rig 4に搭載されたSPLIT MIXというコンポーネントを使用します。

SPLIT MIX

このSPLIT MIXは簡単に言ってしまえば2chの簡易ミキサーなのですが、何通りかの実にGuitar Rig 4らしい使用方法があります。

使用方法は至って簡単で、SPLIT AとSPLIT Bにそれぞれ別のアンプやエフェクトをセットしてSPLIT MIX部分のスライダーで調節するのですが、この時クロスフェーダー部分をフットスイッチに割り振ってA/Bセレクターのように使用することができます。

フットスイッチに割り当て


この方法ではアンプはすでにロードされている状態なので、一瞬でアンプが切り換わり、一瞬とはいえクロスフェードが掛かっている状態なのでノイズもまったく発生しません。

【Guitar Rig 4で実現する表現:SPLIT MIX】

近頃では比較的安価で高性能なコンピュータの普及に伴ってコンピュータを使用する作曲やレコーディング、いわゆるDAW環境は広く普及していますね。ジャンルにもよるでしょうが、サビで最高に盛り上がってディストーションのロングトーンが少しずつフェードアウトして行くバックでクリーンのアルペジオのイントロに戻るというような、DAWではボリュームフェーダーのオートメーションを書くだけで容易に作り出せるシチュエーションもライブで表現するとなるとギターが2人必要です。

しかし、Guitar Rig 4ではSPLIT MIXを使用することでギター1本で表現できます。最速の切り換えではA/B切り換えをフットスイッチに割り当てましたが、このクロスフェーダーをペダルに割り振ることでA/B両チャンネルをスムーズに行き来することができます。

フットスイッチに割り当て


他にもそれぞれのPANを左右に振り切りA/Bそれぞれにセッティングを変えたアンプをロードすればギター1本で重厚なサウンドも簡単に作成できるなど、SPLIT MIXにはライブの表現力をこれまでになく高める可能性が詰まっているのです。

ぜひ一度Guitar Rig 4をライブで使用してみてください。ライブでこそ、Guitar Rig 4の実力を発揮することが実感できるはずです。


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