KONTAKTが気になっている件〜その10

KONTAKTが気になっている件〜その10この連載もついに2桁、10回目となりました。プロダクトスペシャリストからすると、まだまだKONTAKT 4の序の口段階かと思いますが、基本的なところもしっかりおさえながらみなさんの、そして僕自身の音楽制作にプラスになるようわかりやすくお伝えしていきますので、頑張って楽しんでKONTAKT 4に触れていきましょう。今回はギター編のお話に移っていきます。アコギ弾きの僕には馴染み深いパートです。

前回、ギターパートはRhythm Rock Guitarを使っていくというお話をしました。アコギ弾きの僕にとっても、この音はいいなって思えるインストゥルメントだったのです。早速インストゥルメントを読み込んで、打ち込みをしていきましょう。

ギターの打ち込み

上の画像がRhythm Rock Guitarを使って打ち込んだLogic上のMIDIデータです。コードストロークではありませんが、曲の中でギターが効いてるぞって感じを出したかったので、パワーコード的なフレーズにしてみました。ベロシティは一定にしてあります。ディストーションギターは元々ダイナミクスで云々っていう楽器ではないので、このままでも悪くない感じかなーと思います。実際に聴いてみてください。

ドラム+ベース+ギター



打ち込みをしながら気づいたのですが、Rhythm Rock GuitarはMIDIキーボードを離すと、エレキギターに特有のノイズが発生するような感じになります。適当に休符を入れたわりには、本物っぽく聴こえませんか?(笑)この辺りの詳しいことをプロダクトスペシャリストに聞いてみたところ、

「それはリリーストリガーって言うんだよ。キーボードを離した時にトリガー(発音)するサンプルで、ギターの場合はフレットノイズや偶然出てしまうハーモニクス音などがあるね」

ふむふむ、なるほど。ギターの演奏時に出るものが、あらかじめサンプルとしてKONTAKT 4の中に存在しているんですね。実際にギターを弾かなくても細かなニュアンスを表現できるKONTAKT 4、さすがです。

では、ギターパートをソロにして、リリーストリガーを確認しましょう。指でミュートした感じとハーモニクスが聴こえるでしょうか??

ギターソロ



さてさて、ギターといえばアームを使った奏法が特徴のひとつですよね。この曲の中でもそれを表現したいのですが、ピッチベンドをいじってみても、なんだかうまく表示されません。苦心の打ち込みデータの模様は、下の画像をご覧ください。。。

ピッチベンドでアームを表現しようとしたら

こんなときはやっぱりプロダクトスペシャリストに聞いてみるべきです。

「KONTAKT 4はベンドレンジ(ピッチベンドの信号で可変する幅)を上下個別にインストゥルメント側で設定できるんだよ」

むむぅ・・・なんのこっちゃ(^^;)??

「インストゥルメントの下のOptionをクリックして出てくるPB RANGEでベンドレンジを個別に設定。0.1刻みで上下12、12で1オクターブ。お判りか?」

判るか判らないかで言ったら、判らない方が強いかも・・・なんて。

ダウン側のレンジを-8程度にプロダクトスペシャリストの指示に従って、このPB RANGEのダウン側を-8くらいに設定してみました。実際のサウンドを聴いてみてください。

PB RANGEの調整


こういう細かな設定が、ギターの打ち込みでは大事になるんですね。みなさんも、ベンドレンジをいじりながら、好みの設定を探してみてください!

「ついでにRANDOMIZEって何だか説明しようか?」

PB RANGEの下にあるRANDOMIZE、確かに気にはなってました。こういうときは便乗して教えてもらいちゃいましょう(^^)v

「これをONにするとVol、Vel、Pan、Pitchをそれぞれランダムで変化させることができる。ギターとかの弦楽器は、弦を押さえる時に力を入れ過ぎると弦が張ってピッチが上がる。そういうのを自動で表現できるのがRANDOMIZEだよ」

おぉ〜何だかベンドレンジよりもマニアックな感じがします。試しにPitchを全開にしてみたので聴いてみてください。

RANDOMIZE



どうやら、このRANDOMIZEはかければよいってもんでもなさそうですね。曲の中でうっすらとかけるとか、隠し味的な感じで使うとよいかなって気がしています。

では、次回も引き続きギターのお話で!


KONTAKTが気になっている件、連載中!


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