前回の番外編的な連載第4.5回までを含めて、KONTAKT 4のライブラリやインストゥルメントに関するお話を進めてきました。今回からは、いよいよ曲作り編をお届けしたいと思います。ひとつひとつのインストゥルメントを楽しめることもKONTAKT 4の魅力ですが、実際に曲の中で使ってみるとまた違った発見ができておもしろそうです。さてさて、みなさんは作曲をするとき、どういった順序で進めていくでしょうか?
ギターやピアノでコードを鳴らしながら歌ってみる方、先に作詞をしてから曲を後付けする方、ループを並べてある程度の形を作ってから細部を練る方、バンドでセッションしながらみんなで曲を作る方、いろんな形や方法がありますよね。どれも間違ってはいませんし、色んな方法があるからこそ、この世界にはたくさんの曲が生まれていくんだと思います♪
僕はというと、アコギを弾きながら鼻歌まじりに曲を作っていくことがほとんどです。コードとメロディーの同時進行といった感じですね。AメロやBメロ、サビやソロパートなど、ある程度形がまとまっていくと、そのうち「リズムはこういうのがいいなー」とか、「ここにはブラスのフレーズをいれたいなー」とか、色々構想が浮かんできます。
ある程度形になった曲を詰めていくとき、僕はドラムパートから考えます。リズムがあると、アコギを弾くのがもっと楽しくなるからです(笑)ということで、LogicとKONTAKTを使いながら、ドラムパートをMIDIで打ち込んでみましょう。Logicの場合は、ソフトウェア音源のトラックを作成して、そこにKONTAKT 4を立ち上げるだけでOK。MIDIキーボードを使う方は、MIDIチャンネルの設定もお忘れなく! 主要なDAWソフトであれば、大体操作は似ているかと思います。詳しいところは、各々のマニュアルをご参照ください〜。
ではでは、KONTAKT 4だけじゃなく、MIDIも初心者に近い僕が頑張って打ち込んでみたドラムデータを聴いてみてください(笑)これは曲のイントロ部分になります。KONTAKT 4のインストゥルメントは、おなじみのPop Kitを使っています。
ドラムパート(Web Master版)
表現が抽象的になりますが、全体的にハネて楽しい感じにしたかったので、それをイメージしながら打ち込みました。なかなかいい感じだと思いませんか(^^)? テンション上がってプロダクトスペシャリストに聴かせたら、
「MIDIだね」
と、当たり前のようなことを言いました。MIDIで打ち込んだんだから、MIDIに決まっているでしょう。今回ばかりは反論してみたところ、何やら僕のデータを隣りでもくもくと修正し始めました。
10分後「これ聴いてみて」と、データが戻ってきました。
ドラムパート(プロダクトスペシャリスト修正版)
何ですかこの、ドラマーが叩いているような感じは!! 僕が作ったデータと聴き比べると、明らかにクオリティーが違います。ハネている感じがよくわかります。
「MIDIでドラムを打ち込むなら、ベロシティを考えないとね」
ベロシティ。そう、それは簡単にいうと音の強弱のこと。よく考えたら、ドラマーの方は常に一定の強さでドラムを叩くなんてことはないですよね。抑えるところは抑える、盛り上げるところは盛り上げる。基本的なところが抜け落ちていました(^^;) プロダクトスペシャリストが直してくれたところ、それがベロシティだったのです。
ふたつのデータとも、同じKONTAKT 4のPop KItを使って作ったデータです。でも、単純に打ち込んだのとベロシティを調整したものとでは、聴いて明らかなように「生」の音という点で差があります。
なるほど!
KONTAKT 4は作り手の要求にちゃんと応えてくれるソフトなんだということが実感できました。ポテンシャルのあるソフトですね〜びっくりしました!
次回も引き続き、ドラムパートを見ていきたいと思います。

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