アコースティック楽器は、たとえ同じピアノであっても演奏者によって音色が変わるので、ALICIA’S KEYSはAlicia KeysのピアノサウンドをAlicia自身のタッチで、Thomas Skarbeeがサンプリングしているということも非常に興味深いです。どんな表情を持ったピアノなのか、とても気になるところ。では、実際に使用してみた感想を、ベロシティー(鍵盤を弾く強さ)に着目してお伝えします。
まず、一番大切な「音」自体は弦の響きに加えボディーの鳴りも程よくサンプリングされていて、非常に心地よい出音になっています。サンプリングの専門家であるThomas Skarbeeの技術が、ソフトウエアに音楽的な音色を与えているんですね。
デフォルトで入っているプリセットをいくつか弾いてみましたが、Sales Nは聴いた時の心地よさよりも、弾いているときのフィーリングを大切にしたいので、DryもしくはStudioのプリセットを選び、SETTING はROOMのSTEREO IMAGEを「ARTIST」に設定してみました。

ピアノ音源で大切なダイナミクスによる自然な音色の変化ですが、Sales Nは「少し弱め」に弾いた時の音色にこだわっていて、いろいろなピアノ音源を試す時も各ベロシティーの出音を試しますが、より重視するのが「弱めの音の善し悪し」です。ALICIA’S KEYSでは、KEYSタブのVEROCITY CURVEでベロシティーの反応を変えることができます。下の画像をご覧ください。

使用しているMIDI鍵盤にもよりますが、Sales NはYAMAHA MOTIF ES 76鍵を使用していて、ALICIA’S KEYSを演奏する場合は、ベロシティーカーブをCONVEX25%の設定にした時の反応と音色がとても気に入りました。
演奏していると、数々の名曲を生み出したAliciaのタッチを感じることができて、不思議とコードの響きに惹き込まれてしまいました。音色が良くなると、ピアノタッチの鍵盤で演奏したくなってしまいます。ALICIA’S KEYSを購入されましたら、まず、ベロシティーカーブの設定を自分好みに変更されることオススメします。
ALICIA’S KEYSはこの他にも、ペダルノイズ、キーノイズ、共鳴などの設定がありますので、Aliciaのピアノをより自分好みにチューニングしてお楽しみください。


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